銃弾を撃ち込まれた章栄不動産がお客さんとの間で契約をめぐるトラブルを抱えていたというのは事実です。しかし、だからといって「拳銃」=「暴力団」=「トラブル」=「付き合いがある」という流れは無茶です。

 『中国新聞』の報道から検証しましょう。

 2005(平成17)年10月4日付の紙面に掲載された記事は、犯罪グループのメンバー3人を逮捕するという内容です。

 記事によりますと、この3人の容疑者は共謀して2004年10月5日未明に章栄不動産本社に銃弾を数発発射したという容疑です。3人は否認しているとも記されています。

 この犯罪グループの会長が章栄不動産のマンションを買いたいと申し込んだのですが、章栄不動産は断っています。なぜなら、章栄不動産は暴力団関係者にはマンションを販売しないからです。これがもとで犯罪グループは章栄不動産に恨みを抱いたのではないかと記事は書いています。

 記事の最後はこう結ばれています。

「章栄不動産は広島郡市圏を中心にマンション販売を手掛け、暴力団関係者には販売しない方針を堅持している。発砲事件後、同社社長方には十回の無言電話や脅迫メールが相次いだという」

 章栄不動産は暴力団にマンションを売らないのです。だから、恨まれて銃弾を撃ち込まれたのです。被害者なのです。