広島の暴力団事情

 2013(平成25)年に起きた暴力団による業者襲撃事件の件数が国内で最も多かったのが広島県です。11年と12年はゼロだったのに、13年になって急増しました。

 発生件数は広島が16件、次が福岡県の3件ですから、ダントツです。内容を見ると、風俗関係業者への襲撃事件が13件と大半を占めています。

 他県の人の中には、広島のイメージとして暴力団を挙げる人がたまにいます。実際はそんなことないと否定したいところですが、こういうデータを見ると完全に否定するまでには至っていないのかもしれません。

 暴力団関係者にはマンションを販売しない方針を持つ章栄不動産が逆恨みされて、犯罪グループから銃撃されて何年も経ちます。けが人が誰も出なかったのが不幸中の幸いでした。

 とはいえ、暴力団の活動が活発になることは、広島の観光立県としてのイメージなどを考えると、喜ばしいことではありません。名実ともに平和な県であってほしいと思います。

広島県暴力団排除条例の遵守

 章栄不動産は従来から暴力団関係者との関係を持たないことにしていますが、広島県暴力団排除条例(23年4月1日施行)も遵守しています。 第一条はこう記しています。

 <この条例は、暴力団が県民の生活及び事業者の事業活動に脅威を与えている広島県の現状にかんがみ、広島県からの暴力団の排除に関し、基本理念を定めるとともに、県及び県民等の役割を明らかにし、暴力団の排除に関する基本的施策、暴力団に対する利益の供与の禁止、暴力団の排除のために講ずべき措置等を定めることにより、暴力団の排除を推進し、もって県民の安全で平穏な生活を確保し、及び広島県における社会経済活動の健全な発展に寄与することを目的とする>

 まさしく、<事業者の事業活動に脅威を与えている>のが広島県の現状です。犯罪組織関係者にマンションを販売しなかったのとで逆恨みされ、銃弾を本社に撃ち込まれた経験がある章栄不動産にとってこの文言は切実です。

  文字通り「暴力団を排除する条例」が広島県にはあるのですから、この条例を遵守して、大勢の善良な県民の居住環境を守ることが大事な使命だと考えています。

章栄不動産と暴力団その11

 広島には暴力団が多いというイメージがあります。戦後まもなくのころから1970年前半まで、暴力団抗争が激しかったので、そんなイメージが定着したようです。

 特に広島イコール暴力団のイメージを確固たるものにしたのは映画『仁義なき戦い』でしょう。『キネマ旬報』の日本映画ランキングではいつも上位になっていますから、やぱり映画の影響です。

 しかし、この『仁義なき戦い』は前述した戦後まもなくから1970年前半にかけての抗争を描いた映画です。それ以降の広島は静かになっていますので、広島のイメージから暴力団は外してほしいところです。

 章栄不動産本社がかつて銃撃されましたが、「暴力団にはマンションを売らない!」と筋を通したことで逆恨みされたのが原因です。このことは広島県警も認めています。当たり前ですが、暴力団相手に抗争をしたのではありません。

 インターネットではおもしろおかしく章栄不動産が暴力団とつながりがあるかのようなウソの書き込みをされています。本当に残念なことです。ウソを書くと信用を落とすのに。

章栄不動産と暴力団その10

 章栄不動産に銃弾を撃ち込んだ容疑者が所属していたのが、広島市内の犯罪グループでした。『中国新聞』によると、この犯罪グループは暴力団やヤクザではないとしていましたが、実際には暴力団と交流があったそうです。覚醒剤やヤミ金融などに手を伸ばし、拳銃で武装していたようです。

 広島東署への発砲事件を起こすくらいの暴力組織だったわけで、章栄不動産にけが人が出なかったことは不幸中の幸いでした。 

 

章栄不動産と暴力団その9

  章栄不動産銃撃事件に使われた拳銃はマカロフでした。

 ウィキペディアによると、「旧ソビエト連邦において開発された自動式拳銃。 堅実な設計の中口径拳銃として、ソビエト連邦軍やロシア連邦軍、ロシア国境軍など、多くの軍や準軍事組織で採用された」そうです。

 とんでもない拳銃で狙われてしまったものです。

章栄不動産と暴力団その8

 このブログサイトでは、章栄不動産が暴力団とつながりがあるかのような間違った書き込みがインターネット上にあるので、新聞報道をもとに、事実関係をあらためて記しています。

 2005年10月29日付の『中国新聞』から紹介します。

 犯罪グループが章栄不動産にマンション購入を申し込んだのですが、章栄不動産は暴力団関係者にはマンションを販売しない方針を1992年から堅持しているので、当然断りました。

 そこで<同社に恨みを持ち五日に発砲したが、気付かれなかったため八日にも撃ち込んだ>と県警は見ているのです。

 発砲した犯罪グループとしては、せっかく弾丸を撃ち込んだのですから気付いてほしかったということでしょう。それにしても、銃丸を受けたのに気付かなかった章栄不動産もユニークです。

章栄不動産と暴力団その7

 『中国新聞』2005年10月5日付紙面はこんな見出しです。

「暴力団排除 腹いせの銃弾」

「前後に嫌がらせ電話も」

「業者『今後も毅然と対応』」

 章栄不動産に銃弾を撃ち込んで逮捕された3人は犯罪グループのメンバーでした。記事はこう説明しています。「県警は同社が暴力団排除の姿勢を堅持してマンション購入の申し込みを断ったことへの反発が動機とみている」と。

 記事は詳しく書いてあります。

 犯罪グループの関係者がマンションを購入しようとしたけれど、暴力団との関係があるかもしれないということで2回断ったと。

 章栄不動産はマンション販売を開始した1992年から暴力団関係者に販売しない方針を堅持してきたのです。銃弾で命の危険を感じつつも、毅然と対応してきたのです。

 記事は最後にこう締めくくっています。

 「発砲から丸一年の五日を前にした逮捕に役員は『暴力に毅然と対応する企業を警察はきちんと守ってくれた。今後も暴力団関係者に販売しない姿勢を貫く』と話している」

章栄不動産と暴力団その6

 銃弾を撃ち込まれた章栄不動産がお客さんとの間で契約をめぐるトラブルを抱えていたというのは事実です。しかし、だからといって「拳銃」=「暴力団」=「トラブル」=「付き合いがある」という流れは無茶です。

 『中国新聞』の報道から検証しましょう。

 2005(平成17)年10月4日付の紙面に掲載された記事は、犯罪グループのメンバー3人を逮捕するという内容です。

 記事によりますと、この3人の容疑者は共謀して2004年10月5日未明に章栄不動産本社に銃弾を数発発射したという容疑です。3人は否認しているとも記されています。

 この犯罪グループの会長が章栄不動産のマンションを買いたいと申し込んだのですが、章栄不動産は断っています。なぜなら、章栄不動産は暴力団関係者にはマンションを販売しないからです。これがもとで犯罪グループは章栄不動産に恨みを抱いたのではないかと記事は書いています。

 記事の最後はこう結ばれています。

「章栄不動産は広島郡市圏を中心にマンション販売を手掛け、暴力団関係者には販売しない方針を堅持している。発砲事件後、同社社長方には十回の無言電話や脅迫メールが相次いだという」

 章栄不動産は暴力団にマンションを売らないのです。だから、恨まれて銃弾を撃ち込まれたのです。被害者なのです。 

 

章栄不動産と暴力団その5

 2004(平成16)年10月10日付『中国新聞』も「営業トラブル背景か」という見出しで続報を載せています。

 記事の内容自体に新しい話は出ていませんが、「関係者によると、同社は事件前から客と契約をめぐりトラブルになっていた」と記しています。

 この時点で中国新聞も広島県警は具体的な内容をつかんでいることになります。つまり、「客」とは誰なのか。「契約」とはどんな内容なのか。「トラブル」とはどんな状況なのか。こうしたことを中国新聞も広島県警も正確に把握しているのです。だからこそ、この記事が出ているのです。

章栄不動産と暴力団その4

 章栄不動産に銃弾が撃ち込まれた事件で、何の証拠もなく、おもしろおかしく「章栄不動産は暴力団とつながりがある」と言い立てた人たちがいました。

 ほんまかいな?

 事実だけを書いておきましょう。

 2004(平成16)年10月9日付『中国新聞』にこう記されています。

 同社は暴力団関係者にはマンションを販売しない方針を堅持している。県警は、同社の従業員が商取引上のトラブルで嫌がらせを受けている、との相談を北署が受けており、事件との関係を調べている。

 よく読んでください。章栄不動産は暴力団関係者にはマンションを販売しない方針を固く守っているのです。

 暴力団にマンションを販売しないと固く決めているので、マンションを買いたい人が暴力団関係者の場合、絶対に販売しないのです。

 上記の『中国新聞』の記事がにおわせているのは、マンション購入を章栄不動産から断られた暴力団関係者が章栄不動産の従業員に嫌がらせをしているというニュアンスです。

章栄不動産と暴力団その3

 当時の『中国新聞』はこんなふうに報じています。

<市内では今年に入って拳銃を使った事件が相次ぎ、五日朝にも西区都町で殺人事件が起きたばかり>

<市内では今年二月、中区富士見町の広島東署の正面玄関に、八月には東区のホテルに銃弾が撃ち込まれ、今月五日には西区都町の路上で男性が拳銃で殺害される事件も起きた>

 2004年10月4日付夕刊では、雨が降る現場路上で懸命に調べている捜査員の姿がカラー写真で報じられています。

章栄と暴力団その2

 8日午前8時40分ごろに本社に出勤した社員が、2階の窓ガラスに銃弾が撃ち込まれているこを見つけて警察に通報しました。これが始まりです。

 駆けつけた警察が調べたところ、事務所と社長室の窓ガラス3枚に3発以上が打ち込まれていたことが分かりました。

 室内から銃弾が数個、国道54号付近で薬きょうが、それぞれ見つかります。

 特に異常がないことを従業員が8日午前0時半に確認していますし、近所では午前3時から5時ごろにかけて発砲のような音を聞いていますから、この時間帯に発砲されたようです。

 2004年の県内での発砲事件はこれが4件目です。
 

章栄不動産は暴力団と関係がある?

 広島というと暴力団のイメージを持つ人も多いようです。

 だからというわけでもないでしょうが、広島市に本社を置くマンションデベロッパー章栄不動産と暴力団が関係あるかのような誤った記述がインターネット上にあります。

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